ミステリー・サスペンス・ハードボイルド2

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逆説の日本史 15 近世改革編 (15)
著者は吉宗はバカ殿であり、尾張の徳川宗春は名君であるという。宗春の開放政策は経済の一時的興隆をもたらすが、最終的には藩財政の破綻を招くことになる。民にすれば、一時はバブルに踊らされたものの、文化の発......
逆説の日本史 12 近世暁光編 (12) (小学館文庫 い 1-21)
秀吉に続いて家康。「逆説」を標榜する本シリーズにとっては増々苦しいテーマとなったが、予想以上に凡庸な出来。 "関ヶ原の戦い"から"豊臣滅亡"までは史実の通りで、何の新規性もない。山岡荘八氏の「徳川......
世界が愛した日本
本書は日本ではほとんど知られていない感動の外交物語を扱った歴史ノンフィクションです。 トルコ・ポーランド・ベルギー・ユダヤ人・インドネシア・韓国・ドイツなどの国々との感動の物語を読み手に伝わりやす......
逆説の日本史(11)戦国乱世編 朝鮮出兵と秀吉の謎 (小学館文庫 い 1-18)
シリーズ11巻は秀吉にフォーカスされます。この人は太閤記を通じ、日本で最も立身出世を成し遂げた人として有名であり、「これ以上何か新しい事実なんてそんなに無いだろう」と思っていましたが、これが大きな間......
逆説の日本史〈10〉戦国覇王編 (小学館文庫)
シリーズ10巻目の本書は、そのほとんどを信長の生涯に充てています。 戦国時代と言えば、信長が筆頭に来るわけですが、そんな彼の生涯についても、多くの誤解があった事が本書で明らかとなります。 比叡山の焼......
逆説の日本史〈1〉古代黎明編―封印された「倭」の謎 (小学館文庫)
面白い。ぐいぐい引き込まれて、息吐かせぬ速さで著者の見解を展開し、読者に読ませる。読者は読んでいるのではない。読まされている。この辺りの文章のテンポの良さは、さすが元・記者、さすが現・小説家、と......
逆説の日本史〈9〉戦国野望編 (小学館文庫)
このシリーズもついに、信長を中心とした戦国時代に入りましたが、本書ではその前に、「戦国時代とはなんぞや」について多くの紙面を割いています。 特に印象的なのは、鉄砲伝来についての我々の誤解と、天下人......
ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座 (徳間文庫)
第一部には、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教がどうのようして生まれたかが書いてあるが、これが非常にわかりやすい。 第二部では、著者が各宗教の代弁者にインタビューを行っているが、著者の質問の仕方がう......
逆説の日本史 (3) (小学館文庫)
毎度毎度、面白い読み物をありがとう、井沢さん! 相変わらず筆致は読み易さを最優先にした平様簡易なものだ。良い。気取った論文ばかりを読む毎日に飽き飽きしている者にとっては、一服の清涼剤とさえな......
井沢元彦の英雄の世界史 (廣済堂文庫 イ 11-1)
井沢元彦さんの作品と言うと、日本史がほとんどなのだが、逆説の日本史でも散々述べられている通り、日本史だけという狭い視野にとらわれず、グローバルな視点で歴史を書いています。この著書は世界史に出てくる有......
逆説の日本史〈8〉中世混沌編―室町文化と一揆の謎 (小学館文庫)
本シリーズも8巻になり、ますます井沢イズムは快調であるが、本書に於いては、本文以外にも余録としてついてきている(と思われる)、「室町文化の光と影」が絶品であった。 特に、将棋を戦争ゲームとして捉え......
逆説の日本史〈2〉古代怨霊編 (小学館文庫)
相変わらず面白い。以下、著者に関しては1帖と同じ感想である。 さて、内容に言及すると、自分の興味をそそった点を下記に箇条書きに纏めてみた。参考ししていただければ幸いである。 ・何故、......
逆検定中国歴史教科書―中国人に教えてあげたい本当の中国史 (祥伝社黄金文庫 (Gい2-11))
歴史推理作家の井沢元彦が韓国系中国人の金文学氏と ともに、中国の教育で用いられている歴史の教科書を 調べ、特に日本と関係のある歴史的出来事がどのように 書かれているか考察したもの。 以前、単......
逆説の日本史〈6〉中世神風編 (小学館文庫)
シリーズ6巻目であるが、ここでの見どころは1-3章の仏教に関する解説だろう。現代に於いてここまで簡潔に、しかも深く仏教を初学者に説明出来る歴史家は日本にいないのではないか。特に、現代仏教に直接影響を......
逆説の日本史〈4〉中世鳴動編―ケガレ思想と差別の謎 (小学館文庫)
「和」、「怨霊」、「言霊」に続きキイワードが本書で明らかになります。それが、「ケガレ」と言う概念です。著者はこの思想こそが、武士による社会を作るきっかけとなり、さらには非武装中立という意味不明な政治......
逆説の日本史〈7〉中世王権編―太平記と南北朝の謎 (小学館文庫)
本書ではまず、「太平記」が、「源氏物語」や、「万葉集」とおなじ目線の上で書かれたものである事を詳細に説明しています。 ここでは、今まで著者がさんざん説明してきた、「怨霊信仰」、「言霊信仰」を再度検証......
逆説の日本史 14 近世爛熟編文治政治と忠臣蔵の謎
シリーズ14巻は、「忠臣蔵」です。世の中でこれほど史実と異なる内容で後生に伝わってしまった物語はない、と著者は切り込みます。 そもそも仇討ちと言う概念すら当てはまらないのが、浅野内匠頭による刃傷沙汰......
逆説の日本史 13 近世展開編江戸文化と鎖国の謎
徳川家康が行った政策と言えば、「参勤交代」と「鎖国」と誰でもが答えるはずですが、鎖国については家康は全くしたいと思っていなかったと言う新たな事実が本書で解説されます。 たしかに貿易による利益を考えた......
逆説の日本史〈5〉中世動乱編 (小学館文庫)
シリーズ5冊目の本書では、日本の歴史の転換点とも言える鎌倉幕府について、著者が相変わらず独自の視点で切り込んでいきます。 ここでは前4冊にあった、怨霊信仰のような明確な「テーマ」は明確に語られてな......
やっかいな隣人韓国の正体―なぜ「反日」なのに、日本に憧れるのか
両著者とも、日韓関係に詳しく読み応えあります。しかし現実として、韓国人は日本が気になるようですが、日本は韓国なんてあまりお付き合いもしたくないし、そもそも多くの日本人が韓国に興味がないでしょう。 希......
キャピタルダンス (文芸シリーズ)
井上尚登の作品は読んでいて映像が目に浮かぶ。 長くて、しかもテーマも奥深いのに、そして舞台が世界規模なのにイメージが頭の中に広がる。 初めての女性主人公ものでいつも以上にワクワクしながら読み進んだ......
C.H.E. (角川文庫)
キューバ革命の指導者であり、ボリビアで戦死を遂げた英雄、チェ・ゲバラに関連した小説なのかな・・・、と読み始めると、主人公は日本人。おまけに時代は現代。一人の日本人が革命の地、キューバで巻き込まれる事......
C.H.E.(チェ)
舞台設定を、リベルタと言う南米の仮想国としているので、作者は自由にストーリーが作れ、読み手としても南米にありがちだと受け入れることができた。 但し、中南米はCIAが介在し、米の傀儡としての軍事政......
T.R.Y. (角川文庫)
物語は1911年の上海から始まる。 二十世紀初頭の東アジアを舞台に、虚実入り混じったストーリが展開される。 設定された舞台自体、面白い場所と時代であったのだと思う。 ひと癖もふた癖もある登場人物が、......
T.R.Y.(トライ)
物語は1911年の上海から始まる。 二十世紀初頭の東アジアを舞台に、虚実入り混じったストーリが展開される。 設定された舞台自体、面白い場所と時代であったのだと思う。 ひと癖もふた癖もある登場人物が、......
マリオネット症候群 (徳間デュアル文庫)
表紙のイメージからなんか軽いラブコメものを想像してましたが、「そうくるか!?」といった感じです。個人的には楽しめました。 なんともシニカルでブラックな笑い。主人公が女子高生(!?)の語りべというこ......
Jの神話 (講談社文庫)
凄く面白い部分と、何だか随分エロイかなという部分と混ざり合って、せっかく染色体うんぬんの薀蓄が割りと面白かったし、妙な美少女もなかなか。でも、いくら女子高だからといって、ここまで“セイド”になるかな......
塔の断章―ここにミステリ宿る (講談社ノベルス)
意外とビックリするぐらいオーソドックスなミステリです。よくまとまってるとは思いますが,この作家にしては、こじんまりしすぎていてちょっと物足りない感じもします。後味も今一つかも。...
匣の中 (講談社ノベルス)
クイーンの国名シリーズには、手がかりがすべてそろった段階で『読者への挑戦』というページが現れる。もし「匣の中」に『読者への挑戦』を入れるとしたら、いちばん最後のページになるだろう。つまり『解決編』は......
文藝百物語
かなり怖い話からそうでない話まで、いろいろな話が語られています。 興味深いのは、実際に作家達が集まってその場で話ている百話であるということ。自分もそこに参加しているような気分になります。 特に加門先......
トロピカル―異形コレクション〈11〉 (広済堂文庫)
「トロピカル」がテーマのアンソロジー。イメージされるのは極彩色の植物やうねるような熱気、楽園という言葉だろう。だが、それは同時に生々しい生命をも内包していることに気づく。収録されているのは楽園の持つ......
ホラーを書く! (小学館文庫)
日本人作家のホラー小説好きな人ならば、読んで損は無いでしょう。作家のバックグラウンドや嗜好が垣間見える部分もあり興味深いです。巻末に付いているホラー小説の年表は、なかなか貴重なデータベースだと思いま......
帰還―異形コレクション (光文社文庫)
これまで廣済堂から出ていた競作ホラー・SF短編集「異形コレクション」の、出版元を光文社に変えての第一冊目。今回は「帰還」帰ってくる、ということテーマに秀作が並んでいる。 私が特にに入ったのは中井紀......
夢魔―異形コレクション (光文社文庫)
ホラー短編集のレストランといった感じ。いろいろな人の短編小説が楽しめる。今回のテーマは「夢魔」ということで夜寝るのが怖くなるかも。。...
世紀末サーカス (広済堂文庫―異形コレクション)
井上雅彦監修による書き下ろしホラーアンソロジー『異形コレクション』の第14弾。 今回は、タイトルでも分かるように、『サーカス』を題材に、総勢26名もの作家が、 珠玉の作品を寄せています。 今回の中で......
異形博覧会 (角川ホラー文庫―怪奇幻想短編集)
『異形コレクション』等の監修でも有名な井上雅彦さんの短編集。ホラー短編集なのですが、『よけいなものが』は恐怖よりも絶妙さを堪能できます。うまい!...
文芸百物語
かなり怖い話からそうでない話まで、いろいろな話が語られています。 興味深いのは、実際に作家達が集まってその場で話ている百話であるということ。自分もそこに参加しているような気分になります。 特に加門先......
侵略! (広済堂文庫―異形コレクションシリーズ)
回を重ねる異形コレクションで、忘れられない1編です。絶妙なトリックと、侵略のかけあわせが脳にこびりついちゃいました。当然他の短編もおもしろいですよ。...
時間怪談―異形コレクション〈10〉 (広済堂文庫)
ホラーの書き下ろしアンソロジー。面白いんですが、つまんない話も多々あります。面白いほうから半分に絞って発売してくれたら嬉しいとついつい思ってしまう。lainのシナリオ脚本の小中さんなんか、期待して......
宇宙生物ゾーン―異形コレクション〈15〉 (広済堂文庫)
井上雅彦監修による書き下ろしホラーアンソロジー『異形コレクション』の第15弾。 今回は、テーマが『宇宙生』だけあって、SF色が強く、これまでよりホラーっぽさが、 やや少なめな気もしましたが、これは......
玩具館―異形コレクション (光文社文庫)
中々多様なテーマなので、おそらく1つ2つは「これは」というものがあると思います。 「玩具」というテーマに誘われる人ならば尚更。 逆に遊ばれてみたいという人は是非(笑)。損をすることはまずないと思いま......
吊された男―異形アンソロジータロット・ボックス〈3〉 (角川ホラー文庫)
首吊りの話ばかり集めたアンソロジー。読んでいるうちに,こっちで息苦しくなってきます。当シリーズの「魔術師」「塔」は,割となんでもありなテーマなため,収録作品はレパートリーに富み,メリハリのある構成に......
GOD―異形コレクション〈12〉 (広済堂文庫)
半年ほど前から異形コレクションに出会ってずっと、 トイレの中では、これ読みっぱなし。 俺様の好みとしては、RPGでも小説でも、映画でも、 現実離れしてようが、突拍子もない世界観でも、 リアリティが......
桜憑き―異形コレクション綺賓館〈3〉 (カッパ・ノベルス)
最後に修められたトリの作品はあの有名な梶井基次郎の 桜の木の下には・・・・、 これを再度読み返してみたけど、知っている作品とはいえ、 改めて目にすることで、こんな空気の話やったのか、と、驚き。 オ......
仁義なき戦い―美能幸三の手記より (死闘篇) (角川文庫 (4394))
カポーティの「冷血」は、結末が分かっているのに、いやいやなのに、読ませる腕力がある。裁判が終わってからの細かい描写は意地が悪い程に突き刺さった。2度と読みたくない。村上春樹の「アンダーグラウンド」は......
仁義なき戦い―美能幸三の手記より (決戦篇) (角川文庫 (4395))
映画好き、菅原文太好き、深作好きの皆様、一読の価値あり!です。映画で演じきられたキャラクターが活字でも活き活きしています。元祖『仁義なき戦い』は時代や、俳優が変わってもリスペクトされ続けるでしょう。......
開けっぱなしの密室 (講談社文庫)
短編六編が収録されています。 岡嶋二人の短編集は初めて読みましたが、いつもながら題名を見ただけで興味を覚えますし、長編と較べても切れ味が劣る事はありません。 短編の中でも二転三転のどんでん返しが......
十角の殺人 (講談社文庫)
綾辻さんの本を読むのは、これが初めて。作者がこの小説の原型を書いたのが22歳、大学4年のときというのは驚く。 おどろおどろしさが足りない、動機がいまひとつ納得できない、人物模写にやや不満がある…とい......
月館の殺人 (下)??
ミステリーなのにコミカルな気分が漂っていて安心できる不思議な作品です。 「マニア」と呼ばれるようななにかに血道をあげているような人たちは、夢中になりすぎるあまりスキがあって、 そこがなんともトホホで......
暗黒館の殺人 4 (4) (講談社文庫 あ 52-18)
謎解き編の第四巻。 ネタバレになるので詳しくは書きませんが、ページをめくるごとにスッキリしていきます^^ そして、まさに「人に歴史あり、館に歴史あり」という大団円を迎えます。 ・・・が、続きが気に......
月館の殺人 上 IKKI COMICS
まず、こちらの作品を読んだ事のない方に対して言わせていただくならば、 「動物のお医者さん」 「おたんこナース」 等の作品で知られる佐々木さんの絵は「殺人事件が起こるような作品」に対して全く似つかわし......
時計館の殺人 (講談社文庫)
本書のトリックはちょっとやそっとじゃ考えつかない大トリック。その非凡な着想をこれ以上ないくらいの周到さで、考えに考え抜いて作品に結実させている。構成もきっちり設計されている。ヒントの与え方も計算し......
霧越邸殺人事件 (新潮文庫)
文庫本で700ページ近くある長編ミステリ。 本格ミステリーの部類に入るのかな? 吹雪の中の山荘、謎の住人、連続殺人、見立て殺人。 これでもかってほど、ミステリ定番の要素がてんこ盛り(笑) ......
十角館の殺人 新装改訂版 (講談社文庫 あ 52-14)
《孤島》ものの嚆矢である、クリスティ『そして誰もいなくなった』の本歌取りが 目指された本作では当然、オリジナルにはない新しい試みが盛り込まれています。 そのひとつは、孤島での連続殺人が描かれる......
殺人鬼 (新潮文庫)
グロさにおいてこの小説を越える作品は今のところ出会っていません。 豊かな想像力が仇となる、読書後の食欲減退効果は抜群、本を読んでダイエットになったという経験は後にも先にもおそらくこの小説だけでしょう......
暗黒館の殺人 3 (3) (講談社文庫 あ 52-17)
三巻は厚めですが、ここまで来ると館の間取りも頭の中に定着してきますので、割とスイスイ読めます。 殺人事件のからくり自体はなんとなくオチが読めますが、そのバックボーンとなる浦登家の謎は深まるばかり。 ......
迷路館の殺人 (講談社文庫)
できればこのシリーズは順番に読みたかったんだけど図書館で手に入らなかったので順番は違ってしまった。 でもでもでも いやぁ…順番なんてどうでもいいっっ! とにかくすごい作品でした。 実を言う......
深泥丘奇談 (幽BOOKS)
まるで、主人公と共に、この世とあの世の狭間にいるような感覚にさせられる小説ですね。 短編の集まりのように見えますが、主人公と主人公が通う病院のスタッフは同じ人物です。 主人公の奇妙な体験のみならず、......
フリークス (光文社文庫)
一般的に抱かれている推理小説のイメージとはかなり離れている三つのお話です。いずれも精神病患者を語り手とした、彼らにまつわる事件の真相を突き止めていく形式となっています。 単なる謎解きを楽しむだけの話......
びっくり館の殺人 (ミステリーランド)
なんにも知らずに図書館で検索し綾辻氏のリストの中から選んだ本。 開いてびっくり! 子供向けの本のような字の大きさ、字間、ルビ(笑) なんでもミステリーランドシリーズ(かつて子どもだったあなた......
殺人鬼〈2〉―逆襲篇 (新潮文庫)
笑えるぐらいムゴイ。 グロが比較的大丈夫な私も冒頭の惨劇はいい気分はしなかった。 物語は少年視点で語られており、筆者のあとがきにあるように、 かなり少年に重きを置いて物語が展開されていくため好みの分......
暗黒館の殺人 1 (1) (講談社文庫 あ 52-15)
「館」シリーズの、文庫版最新刊です。 実に4冊にまたがる大長編です。 この「長さ」については、ノベルス版のレビューを見ると賛否両論のようですが(否の方が多いような・・・)、私は皆が批判するほどの冗長......
暗黒館の殺人 2 (2) (講談社文庫 あ 52-16)
陸の孤島となった暗黒館で、ようやく殺人事件が起こります。 殺人事件そのものにも謎めいた部分はあるのですが、それよりももっと深い、得体の知れない闇が、暗黒館を覆っています。 謎が謎を呼び、登場人物の複......
緋色の囁き (講談社文庫)
最後に謎は明らかにされるのだが,「十角館の殺人」とは違って,必ずしも犯人探しが前面に出てくる作品ではない。記憶の闇の持つ恐怖感・不安感を味わう心理サスペンスとして読むなら,それなりに楽しめるかもし......
黒猫館の殺人 (講談社文庫)
正直今まで読んできた館シリーズ6作の中で一番つまらなかったです。僕は。 トリックのアイディアはいいと思うんですけど、真相がわかったときも「だから何?」って感じでした(笑) 前作の時計館の殺人がスケー......
人形館の殺人 (講談社文庫)
著者の作品の中ではやや異色かなぁと思いました。 最後の謎解きは、びっくりもし、逆にちょっとありえないだろーとも思いました。 でもやはり面白い。 最初から最後までだれることなく一気に読める!そんな感じ......
黒いトランク (創元推理文庫)
1956年7月10日発表。御大鮎川哲也のデビュー作。実際はGHQに勤務の傍ら那珂川透、薔薇小路棘麿、青井久利、中河通、宇田川蘭子などの多々なる筆名を用いつつ、1950年に『宝石』の100万円懸賞の長......
人それを情死と呼ぶ 鬼貫警部事件簿―鮎川哲也コレクション (光文社文庫)
1961年に東都書房から出た単行本の復刊。ほかにも講談社、立川書房、角川文庫など複数の版がある。本書では著者による若干の修正がなされているという。 鬼貫警部もののアリバイ崩し。容疑者にはいずれも......
死びとの座 鬼貫警部事件簿―鮎川哲也コレクション (光文社文庫)
1983年に新潮社から出た単行本の文庫化。 芸能界の「そっくりさん」ショーを題材とした作品。特異な世界であり、それだけでも面白かった。こういう題材だけにネタが割れるのは早い。もう少し構成を工夫で......
碑文谷事件―鬼貫警部全事件〈1〉 (鬼貫警部全事件 (1))
長編の超有名シリーズキャラクターながら、短編の少ない鬼貫警部の作品を、初期短編やのちに長編化された幻の作品と共に集めたシリーズの第一巻。この第一巻では、のちに同名の長編となって(もちろん同じ骨子でも......
日本版 ホームズ贋作展覧会〈下〉 (河出文庫)
下巻では星新一や鮎川哲也、阿刀田高などの作家が、それぞれ各人の個性を出しつつシャーロック・ホームズのパロディ短編を書いている。8人の作家それぞれに全く異なった特徴が出ていて面白い。シリアスに終わらせ......
準急ながら 鬼貫警部事件簿―鮎川哲也コレクション (光文社文庫)
土産物屋の親父「鈴木武造」が殺された・・・新聞の片隅に載る「ありふれた殺人」に見えたが、本当の「鈴木武造」は別の場所で生きていた!!長年「鈴木武造」を名乗っていた男の正体は?謎の被害者を追う捜査陣......
ペトロフ事件 鬼貫警部事件簿―鮎川哲也コレクション (光文社文庫)
明らかにクロフツの影響を受けたと思える時刻表トリックもので、鬼貫警部のデビュー作でもある。舞台は満州。鬼貫が満州語を話せるという設定はご愛嬌か。日本人による満州支配を意識した訳ではあるまい。 アリ......
王を探せ 鬼貫警部事件簿―鮎川哲也コレクション (光文社文庫)
1981年にカドカワノベルズとして出たものの復刊。 いくつものトリックが詰め込まれて秀作。なかでも、何人もの同姓同名の人物のなかから犯人を捜し出していくという趣向が面白かった。倒叙もののように見......
不完全犯罪―鬼貫警部全事件〈2〉 (鬼貫警部全事件 (2))
長編の超有名シリーズキャラクターながら、短編の少ない鬼貫警部の作品を、初期短編やのちに長編化された幻の作品と共に集めたシリーズの第二巻。この第二巻では、「五つの時計」「早春に死す」「愛に朽ちなん」「......
しぶとい殺人者―鬼貫警部と四つの殺人事件 (BIG BOOKS)
「悪魔が笑う」「誰の屍体か」「一時一〇分」「碑文谷事件」の4編を収める短編集。ほかに鮎川氏本人による「ハルビン回想」、山前譲「凡人探偵鬼貫警部」が併せて収録されている。 いずれも鬼貫警部が活躍す......
透明人間大パーティ (講談社文庫)
誰でも一度は夢見たことがあるだろう「透明人間」をテーマにした短編を集めたアンソロジー。誤って薬品を飲んでしまって体が透き通るようになってしまったホンモノの透明人間もいれば、見られていたのに気付かれな......
黒い白鳥 (創元推理文庫)
『憎悪の化石』と並行して執筆された鮎川哲也黄金期の作品です。私は彼の作品を読むのは3作目ですが、その中で本作が一番面白いと感じました。もちろん中心に位置するのは時刻表を使ったアリバイ・トリックなので......
鍵孔のない扉―鬼貫警部事件簿 (光文社文庫)
鉄道を初めとするアリバイ・トリックの鬼が読者に知恵比べを挑む快作。家内が見ていた2時間ドラマをふと見てみたら、何と鮎川先生の本作品をベースにしたものだった。軽々しくTV化して欲しくない。 今回のテ......
赤い密室―名探偵・星影龍三全集〈1〉 (名探偵・星影竜三全集 (1))
鮎川哲也はまずプロットをまとめた短編なり中編なりを発表した後長篇に書き伸ばすことが多かったのですがそれらは長篇が上梓された後は殆ど失われた物となっていましたそれを発掘したのがこの本です「リラ荘殺人事......
飛行少女 下
題名と表紙の絵に惹かれて買ってしまったのですが、面白さに手がとまりませんでした。だんだんいろんなことがわかってきて、どんどん話しに引きこまれます。 ...
飛行少女 上
読み出したら止まらない。 これと、あれが線で繋がるのね!って思いつつも、 なかなか繋がらないじれったさ。(笑) これは何!?何なの!?って思いながら、 一気に上下巻読み終えました。 ラスト、ちょっと......
ジュリエット
第八回日本ホラー小説大賞の大賞受賞作品ですので、文章は例に漏れず、文句なしに玄人レベル。 しかし申し訳ないのですが、今までの大賞受賞作品に比べるとやや見劣りしてしまいます。第二回『パラサイト・イブ』......
双頭の悪魔 (創元推理文庫)
月光ゲーム、孤島パズルに続く、英都大推理小説研究会の面々が主人公の推理小説。 700ページ近く大作だが、ところどころに細かい笑いがあって飽きさせない(ただし、前2作を読んでいないと、キャラクターがわ......
孤島パズル (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
学生アリスシリーズ第二弾。 一番最初に読んだのが第三弾の「双頭の悪魔」だったので 「双頭の悪魔」→「月光ゲーム」→「孤島パズル」 と3番目に読むことになってしまったけど。 (あ、この2作品は......
月ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)
有栖川有栖の作品を読むのは初めて。 子供が小学校の高学年くらいになって、少し色気づいてきたら、薦めてみようかなぁ。でも、最近の子供では、いかがなものかと言われてしまうかなぁ? デビュー作だから......
人喰いの滝 (あすかコミックスDX―臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート)
◆「人喰いの滝」 〈雪密室〉もの。 トリックの印象は、「かさ張るなあ」って感じですw ◆「動物園の暗号」 殺害された動物園の飼育員が遺した、 動物の名前で構成された暗号の謎とは?......
まほろ市の殺人 冬―蜃気楼に手を振る (祥伝社文庫)
著者の有栖川氏はミステリー作家です。氏の作品のほとんどを読んできましたが、常に現実的に整合性のある物語をかかれる方で、最近流行りのアンチ・ミステリーを書かれる作家さんではありません。 …ということを......
朱色の研究―夕陽丘殺人事件 (あすかコミックスDX―臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート)
このお話、最初は不思議と謎で満ち満ちていますが実はトリックは初歩的! しかしストーリーがちゃんとしていて面白いです。 絵になるとわかりやすいし、しかも麻々原先生の絵が綺麗で…良い! トリックが解け......
朱色の研究 (角川文庫)
プロローグがとてもよかった。取材旅行の計画を立てている有栖川、二年前の事件の事で火村を訪ねる貴島朱美、そして夕暮れのお告げを聴いてしまう犯人!その背景には有栖川いわく「世界の終わりの様な夕陽」。真赤......
ジュリエットの悲鳴 (角川文庫)
1998年に実業之日本社から出た単行本の文庫化。 1990-98年に執筆されたノン・シリーズの短篇12篇を収めている。ミステリというより、もっと自由な発想から書かれた作品が多く、なかなかの面白さ......
海のある奈良に死す (角川文庫)
殺されたのは、著者の作家仲間で、探偵役は著者自身、キーワードは「海のある奈良」、という作品。 軽妙な文体で綴られていて、読みやすいが、トリックは割合手が込んでいて、面白い。 作品全体に、適度に関西的......
競作五十円玉二十枚の謎 (創元推理文庫)
1993年に『創元推理』の別巻として出た単行本の文庫化。多少、手が入れられているらしい。 若竹七海氏が実体験した謎を、7人のプロと6人のアマチュアが解き明かそうとしたもの。企画としては物凄く面白......
46番目の密室 (講談社文庫)
さいきんでは、例えば京極であるとか宮部とか、それらの影響でかただの本格では受けないご時世となってきたようです。たとえば叙述トリックを大幅に取り混ぜるとか、なんか小細工を仕掛けだしてます・・。それもい......
密室―ミステリーアンソロジー (角川文庫)
密室をテーマにしたアンソロジーというと非常に重たい作品が並んでそうですが意に反して割にライトな作品が多い密室にしても広義の密室たるものが多く殊密室をテーマにして、短期間で短編を書いてくださいというの......
マジックミラー (講談社文庫)
あくまで私の管見の限りですが、新本格の流れにおいて、公共交通機関の時刻表を 利用したトリックが用いられたミステリというのは、ほぼ皆無なのではないでしょうか。 本作は、その数少ない作例であると同時に......
ロシア紅茶の謎 (講談社文庫)
◆「動物園の暗号」 殺害された動物園の飼育員が遺した、 動物の名前で構成された暗号の謎とは? 〈暗号解読〉をしていくと、ミステリの別の 趣向に繋がっていくところが楽しいです。 ......
虹果て村の秘密 (ミステリーランド)
推理作家と刑事になりたいと思っている小学6年生の秀介と優希。夏休みに優希の母の故郷へ出かけ、二人はそこで殺人事件と遭遇する。当然、二人が事件を解決するのだけれど、小学6年生である二人に違和感を感じ......
大密室
◆「神は密室」(千街晶之) 「これまで読んできた密室トリックとは違って……まるで世界が、 世界を守るためによってたかって一人の人間を抹消するかのようなもの」 ......
スウェーデン館の謎 (講談社文庫)
有栖川先生らしい論理的なトリックでした。 この本は推理小説としてよりもストーリーがよかったです。 推理小説として読むよりも小説として読んだほうが楽しいかもしれません。 火村の意味深発言にも注目。 ......
ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)
火村教授(作家アリス)シリーズ第2弾。前作と比較するとキャラクターの輪郭が整ってきており、犯罪心理学者をいいことに警察内部に入り込む火村とワトソン役である有栖川のコンビの推理が楽しい。物語はサルバド......
不透明な殺人―ミステリー・アンソロジー (ノン・ポシェット)
『不条理な殺人』(1998年)につづく祥伝社文庫のミステリ・アンソロジーの第2弾。 執筆しているのは、有栖川有栖・鯨統一郎・姉小路祐・吉田直樹・若竹七海・法月綸太郎・永井するみ・柄刀一・近藤史恵......
山伏地蔵坊の放浪 (創元推理文庫)
おもしろい トリックもさることながら、やはり有栖川有栖さんの特筆すべき妙味というのは、キャラクターでしょう。 銘々が個性があって気が付くとすっかりストーリーに引き込まれてしまってます。 そして、た......
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